crkbd/docs/corne-light/v2/buildguide_low_edition_jp.md

8.2 KiB

Build Guide

こちらは Corne Light v2 Low edition のビルドガイドになります。

corne-light-low-edition-001 corne-light-low-edition-002 corne-light-low-edition-003

部品

必須

名前 備考
PCB 1セット
トッププレート(アクリル) 2mm 2枚
ボトムフォーム 2枚 特殊なフォームを専用の型で切り出しています
OLED保護プレート 2枚
ProMicro 2枚
TRRSジャック 2個
タクトスイッチ 2個
ダイオード 42本 SMD部品推奨
キースイッチ 42個 Kailh Choc v1 or v2 推奨
キーキャップ 42個 1u 40個、1.5u 2個
スペーサー M2 9mm 4本
ネジ M2 4mm 8本
TRRS(4極)ケーブル 1本 TRS(3極)ケーブルでも可
Micro USBケーブル 1本

オプション

名前 備考
OLEDモジュール 2枚
OLEDモジュール用ピンヘッダ 4連 1.5mm 2つ
OLEDモジュール用ピンソケット 4連 2.5mm 2つ

事前準備

ファームウェアを自分でビルドする場合は環境を整備するのに時間がかかるのではじめに取り掛かっておくことをおすすめします。
詳しくは https://github.com/foostan/crkbd/blob/master/doc/firmware_jp.md を参照してください。

確認

Corne Light v2 のPCBは以下のものになります。お手持ちのPCBと同一のものかご確認ください。

confirm_front

confirm_back

PCBは製造の都合上フレームが付いた状態となっています。 手で折って外すことができますが、難しい場合は接合部分※にカッター等で切り込みを入れると外しやすくなります。 また、接合部分はヤスリ等できれいにすることができます。

※ 接合部分: 下記画像の赤で記した部分のこと、計8箇所あります

confirm_remove_frame

組み立て

ダイオード

SMD部品のダイオードのはんだづけを行います。 SMD部品は非常に小さいためピンセット及び逆作用ピンセットがあると便利です。

ダイオードは取り付ける向きが決まっていて、部品の「|」印が、ダイオードマーク「|◁」の「|」の方に向けるようにはんだづけを行います。 なお、Corne の PCB はダイオードの取り付け向きがすべて統一されています。

build_diode

TIPS: SMD部品を取り付けるコツ

SMD部品を取り付けるコツですが、まずは予備ハンダとしてパットの片側のみにハンダを盛ります。

tips_building_smd_01

次に予備ハンダを溶かすようにしてダイオードの片足をはんだ付けします。 このとき、逆作用ピンセットを利用すると力を入れずともチップ部品をしっかりと持つことができ、位置合わせとはんだづけに集中できるのでおすすめです。 またはんだごてがあつすぎたり、はんだを触りすぎたりするとはんだに含まれるフラックスが気化してきれいにはんだの山ができることがありますが、あとで修復できるのでこの時点ではパーツを付けることだけを意識すれば大丈夫です。

tips_building_smd_02

片足をつけた段階で横から見てダイオードが浮いていなければ大丈夫です。浮いてしまった場合はダイオードをピンセットや指で押さえつけながらはんだごてではんだづけした部分を再度熱すればきれいになります。

tips_building_smd_03

次にもう片方をはんだづけします。少量のはんだで十分なのでつけすぎに注意します。 つけすぎてしまった場合は吸い取り線で取るか、はんだごてですくうようにすれば取れます。

また予備はんだ側のはんだの量が少ない場合は追加ではんだづけを重ねて行い、山になっている場合はフラックスを上から塗って熱すればきれいになります。

tips_building_smd_04

左右合わせて42個をはんだづけしてダイオードは完了です。

build_diode_overview

TRRSジャック、リセットスイッチ、OLED用ピンソケット

下記の写真通りにTRRSジャック、リセットスイッチ(タクトスイッチ)、OLED用ピンソケットをはんだづけします。

build_trrs_reset_oled

ずれやすい部品なので、手で部品を抑えながらはんだづけするか、マスキングテープ等で固定してからはんだづけするときれいに付きます。

ProMicro

ProMicroを下記のような向きではんだ付けします

build_promicro

なお、コンスルーを利用する場合は裏側のはんだ付けをする必要はありません。 コンスルーの詳しい利用方法は Helix のビルドガイドをご参照ください。

build_promicro_conthrough

OLEDモジュール

OLED用のピンソケットにピンヘッダを先に差し込み、その後からピンヘッダとOLEDモジュールをはんだづけします。 このときOLEDモジュールが浮きやすいので指で押さえつけながら浮かないように気をつけます。

build_oled

ファームウェア

下記を参照しファームウェアをProMicroに書き込みます。
https://github.com/foostan/crkbd/blob/master/doc/firmware_jp.md

動作確認

ProMicroとOLEDモジュールを付けた段階で動作確認をすることをおすすめします。 一番最後にやると問題の切り分けが難しくなります。

動作確認は左手側はMicroUSBでPCとつなぎ、左手側と右手側をTRRSケーブルで接続させて行います。ジャック等の不良等もありえるので、片方ずつではなく必ず左右を接続させてから動作確認をしてください。ここまで正しくできていれば、PCBソケットを取り付けるパットをピンセット等でショートさせるとOLEDモジュールに押されたキーが表示されます。

トッププレート、スイッチ

トッププレートにキースイッチに取り付けた後、キースイッチをはんだ付けします。 先にすべてのキースイッチをトッププレートに取り付けてしまうと、スイッチを基板にはめる難易度が上がってしまうため、先に端のキースイッチのみを取り付ける方が簡単です。 build_top_plate_switches

OLED保護プレート

M2 9mm のスペーサーと M2 ネジで OLED 保護プレートを取り付けます。

build_oled_plate_front build_oled_plate_back

特に裏側のネジについては、このあとボトムフォームを貼り付けるためしっかりと締めてください。

ボトムフォーム

最後にボトムフォームを貼り付けます。 このフォームは片側が粘着面、もう片側が滑り止め面になっています。 粘着面をPCBにしっかいと貼り付けてください。

build_bottom_foam

以上で完成です。

build_finish